鶴への恩返し
子どもたちをみている絵画教室内に、折り紙で作られた花や花瓶、エンジェル、富士山などが置かれています。
以前絵画教室に来ていた生徒さんの1人で、学校の後輩にあたる彼が作って置いていってくれたものです。
彼は折り紙の達人。
本当に器用で、色々なものを折り紙で作れます。
子どもたちは毎回のように、それを見ては喜んで。手に取って感動しています。
とある日に、彼にお願いをして小さい鶴を頼みました。
「2センチの鶴でいいですか? 5ミリじゃなくていいですか?」
ん、5ミリ!?
2センチも5ミリもどちらも小さいから!っていうか5ミリって鶴かも分からない!
と思いながら、最終的に2センチの鶴をオーダしたら、今回はささっと3羽作ってくれました。
それを手にした子どもたち。
目を輝かせて、すごく喜んでいました。
よし、それでは鶴の恩返しならぬ、鶴への恩返しという事で、その彼に感謝の手紙を書いてみたらと提案。
ありがとうのメッセージを書くのかなと思っていたら、子どもたちは、紙で自前の封筒を制作して、手紙を添えていました。
封筒型の袋を作ってみたり、花の形をした折り紙封筒を制作して、幹の部分に手紙を丸めて入れる手の込みよう。
鶴を見ながら言うのです。
「本当にすごいね!大きくなるまで、大切な箱に入れておこう!」
本当に子どもたちの発想には関心します。
そしてその純粋な気持ちにいつも色々と教えてもらいます。
そういう光景だったり、気持ちだったりが、描こうと思う源になったりします。
さぁ自分も頑張ろうっと。
あ、ちなみに5ミリの鶴も見ましたが、確かにちゃんと、超ミニサイズの折り目のついた鶴になってました。
本当にすごい後輩です。
tomo
最後に今日のBGM
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